A3 a. 自動小銃1丁(=約100ドル)
赤ちゃん1人当りの失明を防ぐビタミンAの値段はいくらかと考えてみると、たったの45円になります。他にも、日本でジュース1本を買うお金で、下痢による脱水症状を防ぐORS(経口補水塩)を18袋買うことができます。お金持ちでなくても、飢餓や貧困を終わらせるためにできることはたくさんあります。
また、世界のお金持ちベスト3の所得とアフリカで最も貧しい国48カ国の所得は同じであると言われています。世界全体でみてみても、飢餓や貧困を終わらせるためにお金がたりていないわけではないのです。
では飢餓や貧困があるのは、食糧が足りないから?
NO! 現在、世界は10人に対し約9食分の食糧を生産しています。しかし、豊かな2人が8食を食べ、貧しい8人が1食をわけあっています。もちろん人口増加や環境破壊によって、将来的に食糧が足りるかどうかは楽観視できませんが、今の問題は足りないことというよりも平等に分け合っていないことです。
それなら、終わらせる方法がわからないから?
NO! たくさんの国連専門機関や政府、NGOが飢餓や貧困を終わらせるために働いています。その結果、1990〜2000年の10年間で5歳未満児死亡率は3分の2に減少し、貧しい国の子どもの死亡率が高い伝染病ポリオも根絶間近など前進も多く見られます。
私たち日本人は「飢餓のない国」に住んでいます。だから、飢餓や貧困のある国に住んでいる人たちをかわいそうと思うだけで、またいつもの自分の生活を送ることもできます。でも同時に、私たちは「飢餓のある世界」に住んでいます。
「飢餓や貧困は終わらない」とあきらめていたり、「遠い国の問題だから」と無関心でいませんか?現在、世界の人口の6分の1以上が若者です。
私たちが「飢餓のある世界」に住む1人として自分にできる行動を起こしていくこと・・・それが『飢餓のない世界』への近道です。
■参考資料
世界子供白書/UNICEF(国連児童基金)
国々の前進/UNICEF
人間開発報告書/UNDP(国連開発計画)
HUNGER MAP/WFP(世界食糧計画)
FAO(世界食糧農業機関)
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